都市化と環境

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  科専 後期 2・3・4 2 鳥本 昇

授業の主題(テーマ)
緑をとおして自分達の生活を考える

授業の目標(講義概要)
都市公園、森、社寺林、里山は憩いの場、詩情を呼び起こさせる場である。また、大気汚染の進む現在では環境浄化の場でもある。これらの緑地は生態系の重要な一要素であり、そこでは生き物どうしの関わりを認識でき、人間も生態系の一員であることを認識できる。これらの緑地をいかに保護し、また再生していくかが都市化が進む中で重要な課題である。緑をとおして生活や社会のあり方を考え、さらに地球的規模での環境保全について考えたい。可能な限り野外観察を行いたい。

授業計画
第1回:はじめにー都市化と緑、緑の意義
第2回:身近に見られる樹木とその観察方法
第3回:屋敷林に見られる樹木、そこに植えられている縁起植物と生活
第4回:宿久神社の社寺林の観察と木の種類、ブナ科植物とその実の利用 
第5回:各種樹木の環境浄化能力
第6回:屋上緑化とその意義(1)
第7回:屋上緑化とその意義(2)
第8回:都市街路樹の種類とその働き
第9回:世界の森林破壊、日本における森林後退
第10回:熱帯雨林の破壊が及ぼす影響
第11回:森と文明
第12回:日本庭園と樹木
第13回:全体のまとめ

評価方法
出席状況と期末試験結果で評価する。

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
@「樹木1」A「樹木2」 尼川大録・長田武正 共著 @A株式会社保育社 @「樹木1」A「樹木2」共に1,545円

備考
推薦図書であり、必ずしも購入しなくてよいが、できるだけ購入してほしい。